合唱とブラスのための楽曲「大いなる秋田」は、1968年(昭和43年)に明治百年記念行事のため、秋田県が作曲家石井歓氏(父・石井獏氏は秋田県旧山本町出身の現代舞踏家。また、同じく作曲家の石井眞木氏は弟にあたる)に「秋田を代表する記念となる曲を作曲して欲しい」と委嘱し完成した作品です。
当初はオーケストラと合唱による曲として構想されましたが、子どもたちが演奏しやすい編成とし、より多くの県民に親しんでもらうことができるようにという石井歓氏の提唱により、合唱と吹奏楽による編成となりました。
曲は、第一楽章「黎明」、第二楽章「追憶」、第三楽章に秋田を代表する作曲家、成田為三作曲の「秋田県民歌」、第四楽章に一般公募により歌詞が付けられた「秋田県民の歌」が挿入されています。
豊かな自然や秋田に伝わるわらべ歌、にぎやかな祭りなど多彩な秋田の魅力を、和太鼓などを交えた斬新な試みと色彩感あふれる表現で創作した、秋田の文化遺産とも言える素晴らしい楽曲です。
ちなみに、2010年は第三楽章に挿入されている「秋田県民歌」(作詞:倉田政嗣、作曲:成田為三)の創作80周年にあたります。